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ホーム 物語編1 セカンドサーブを戦術的戦略的武器に改良しろ!/物語1第17話

セカンドサーブを戦術的戦略的武器に改良しろ!/物語1第17話

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「でもね、この戦術をコーチングするとね、
 ボクの担当する上級クラスのたいていの生徒さんはこう言うんだ。
 『ファーストサービスで、
  ただ入れるだけのセカンドサーブなんか打ったら、
  ボコボコに打ち込まれてしまいますよ!』
 ってね。」

「それで?」

「それで、ボクはいつもこう言うんだ。
 『あなたの素晴らしくスピードのあるファーストサーブは、
  4回に1回しか入りません。
  ということは、4回のうち3回は、
  セカンドサービスで勝負しているということになりますが、
  いつもあなたは、そんな恐怖感を抱きながら、
  セカンドサーブを打っているのですか?』
 ってね。」

「それでそれで?」

「すると、
 『セカンドサービスでセカンドサーブを打つのに、
  そんな恐怖感なんて無いですよ。』
 って答えるんだ、たいていの生徒さんは。」

「うん。」

「そこで、ボクはこう質問するんだ。
 『あなたのボコボコに打ち込まれてしまうであろうセカンドサーブは、
  ダブルフォルトのリスクを背負いながら、しかも、
  相手も打ち込んでやろうとちょっと前につめてきていて、
  目も慣れている状態の、
  セカンドサービスと、
  ダブルフォルトのリスクも無く、しかも、
  相手は普通に構えていて、目も慣れていない状態の、
  ファーストサービスとでは、
  どちらの方が危険でしょうか?』
 ってね。」

「うんうん。」

「そうすると、たいていの生徒さんはこう答える。
 『そう言われてみると、確かに、
  ファーストサービスでセカンドサーブを打つ方が、
  危険が少ないですねえ。』
 ってね。」

「確かにね。」

「そして、こういうことも言うんだ。
 『自分のセカンドサーブがいかに危険な代物かってのに、
  今言われて初めて気づいた。』
 ってね。」

「なるほど。」

「それで、最後に、ボクはこう言う。
 『そんなに危険なセカンドサーブだったら、
  もっと練習して、
  ボコボコに打ち込まれることがないように、
  サーブを改良しなくてはいけませんよね。』
 ってね。」

「ほんとにその通りよね。
 そうそう、アタシもセカンドサーブを改良しなくっちゃ。
 どうしたらいい? 教えてよ!」

「ただ入れるだけのセカンドサーブから、
 戦術的な武器としてのセカンドサーブ、
 戦略的な武器としてのセカンドサーブに、
 改良すればいいんだよ。」

「理屈はわかった。
 で、具体的にはどうすればいいの?」

「それは、また今度ということで。」

「え〜!今度〜!ケチ!」

「まあまあ、・・・
 それで、2つ目の『バックオーライ』戦術だけど、
 ダブルスでも同じように、
 ファーストサーブを相手のバックハンドに入れる。
 バスガイドさんのまねをしながら、
 『バックオーライ!』ってな感じでよろしくね!」

「なんのこっちゃ。
 もう〜!そういうのは、いいって!」

「それから、3つ目の『強く打っちゃヤーよ』戦術はね、・・・


                              (つづく)

 
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