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ホーム 物語編1 テニスプレーヤーとしての誇りを取り戻せ!/物語1第4話

テニスプレーヤーとしての誇りを取り戻せ!/物語1第4話

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ユミが驚いた顔をして、アキラの所に来た。
「ねえねえ、どうしたのアキラ!
 すごいじゃない! タクヤに勝つなんて!」

アキラは照れくさそうに笑いながら、
何も言わずにボクの方を見た。

ボクはユミに聞いてみた。
「今日のアキラ、どうだった?」

ユミは小首をかしげながら、
「う〜ん、そうねえ。
 アキラは、いつもよりはヘタに見えたなあ。
 それに、いつもよりもカッコ悪かったような気もするし。
 なのに勝っちゃったってのがよくわかんないのよね。」

ボクはうなずきながら答えた。
「なるほどね。
 確かにそう見えたかもしれないけど、
 そこには勝因が隠されてるんだよ。
 まあ、勝ったのは、
 アキラが、素晴らしくよく集中してたから、なんだけどね。」

アキラが、それに対して鼻を天狗にして吠える。
「そうそう、オレがすごいからに決まってんだろ!・・・
 ・・・ってのは冗談だけど・・・
 レイジに教えてもらったんだよ、タクヤに勝つ方法ってのをさ。
 タクヤには内緒だぞ!」

ユミは興味津々といった顔だ。
「なになに? そのタクヤに勝つ方法って?」

アキラが小さな声で答える。
「3つの戦術さ。」

ユミは不思議そうな顔でさらに聞く。
「せんじゅつ? なになに? 気になるからちゃんと教えてよ!」

アキラはさらに小さい声で、
「わかった、わかった。
 練習が終わったら、ちゃんと教えてやるから、あとで・・・。」


同好会の練習が終わった後、
タクヤとリョウは用事があるということで、
先に帰ることになった。

タクヤはもう立ち直っていた。
「アキラ!今日の借りは次返すぞ!
 血祭りに上げてやるからな!覚悟しとけよ!」

アキラも負けじと言い返す。
「うるせえ!ばかやろう!返り討ちにしてやる!」

タクヤは初めてアキラを対等に扱ったのだ。
アキラも初めてタクヤに堂々と言い返すことが出来た。

バカにされてもへらへら笑ってごまかしていたアキラは、
もうそこにはいなかった。

アキラは自分自身の誇りを取り戻したのだ。


                              (つづく)

 
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