テニスで勝つ方法!
強者の技術+戦術+戦略+精神+肉体
第20号
2004.05.28
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テニスボーイドットネット
TENNIS-BOY.NET
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最後にもう一度、
ボクがアキラに授けた3つの戦術を、
振り返ってみよう。
まず、1つ目の戦術。
『普通一番だろ』戦術。
これは、自分のサービスゲームで、
0−0のラブオールの最初のポイントのファーストサービスで、
セカンドサーブを打つという戦術。
プレッシャーのかかったポイントでも、同じように、
ファーストサービスで、
ただ入れるだけのセカンドサーブを打つ。
次に、2つ目の戦術。
『バックオーライ』戦術。
これは、ファーストサービスを、
相手のバックハンドに入れるという戦術。
そして、最後の3つ目の戦術。
『強く打っちゃヤーよ』戦術。
これは、チャンスボールを強打するのではなく、
相手のバックハンドにアプローチショットを打って前に出て、
ネットプレーにつなげるという戦術。
この3つの戦術の意図する所は、
しっかり頭で理解していなければならない。
なぜなら、そこに確信が持てないと、
本番の試合で武器として使いきれないからだ。
それに、応用も利かない。
そして、戦術練習をして身につけてしまう必要がある。
頭でわかっていても体がその通りに動かなければ何の意味も無いからだ。
テニスで強くなるには、
まず、自分の頭を戦術的思考形態に変えることだ。
それが変われば、あなたのテニス人生は劇的に変わる。
なぜそんな風に言いきれるのかというと、
ボクがそうだったからだ。
(おわり)
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おはようございます! カムイ・レイジです。
フレンチオープン、杉山愛、早々に負けちゃいましたね。残念!
でも、浅越しのぶが勝ち上がってます。期待してます!頑張れ!
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冒頭いきなり始まる小説だかなんだかわからない物語は、
連続ドラマ『たった30分の指導で3軍が1軍に勝利!?』です。
今回の20回目で最終回となりました。
これは、ボクが、3軍だったアキラを、
たった30分間指導しただけで、
1軍だったタクヤにシングルスで勝ってしまった、
という実話を基にしています。
なぜアキラは勝つことができたのか?
ボクはアキラに一体どういう指導をしたのか?
アキラに授けた3つの戦術とは?
試合後のファミレスで、
ボクがユミにその秘密を教えています。
創刊号の第1回から読みたいという方は、
こちらのバックナンバーの一覧表からどうぞ。
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/index.html
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次の第21号からは、また、実話を基にした物語を予定しています。
高校から硬式テニスを始めたものの、
シングルスでは県大会にも行けず、
なんとダブルスにいたってはその前の大会にも行けず、
『勝てない!弱い!尊敬されない!モテない!』状態だったボク。
ところが、大学の体育会テニス部に入ってからは、
『勝てた!強くなった!尊敬された!モテた!』状態になった!
1年もたたずに元インターハイ選手を何人も撃破!し、
最終的にはインカレ(全日本学生選手権出場)選手に!、
そして、ジャパン(全日本選手権出場選手)にも勝てるようになった!
え? そんな物語、面白くもないだろうから読みたくない?
まあ、そう言わずに、読んでみてください。
テニスをもっと楽しみたい方なら、
初心者から超上級者まで、
誰にでもおすすめです。
なお、創刊準備号を読んでいない方は、
ぜひ予告編として読んでみてください!
創刊準備1号『勝ちたい!強くなりたい!尊敬されたい!モテたい!』
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/full/p01.html
創刊準備2号『勝てない!弱い!尊敬されない!モテない!』
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/full/p02.html
創刊準備3号『勝てた!強くなった!尊敬された!モテた!』
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/full/p03.html
創刊準備4号『勝て!強くなれ!尊敬されろ!モテろ!』
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/full/p04.html
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今回は、前号第19号の、
オーストラリアンフォーメーションとアイフォーメーションに関する、
回答の続きです。
今号が初めての方や、忘れた方、もう一度確認したい方は、
お手数をおかけしますが、
こちらの第19号のバックナンバーの質問と回答をお読みください。
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/full/019.html
まずは前号の回答のまとめをもう一度。
『 相手のサービスリターンのクロスが強烈で
サービスキープが困難な場合は
オーストラリアンフォーメーションで
クロスリターンをブロックしてみよう 』
オーストラリアンフォーメーションは、
ボクも大学の試合でよく使いました。
奇をてらった策として使ったのではなく、
公式試合で絶対に負けられないという思いから、
必要に迫られて何度かこの陣形をとりました。
でも、あまり、効果はありませんでした。
もちろん、戦術練習はみっちりやった上でのことですよ。
なぜ、あまり効果がなかったのかというと、
そもそも強烈なクロスのサービスリターンを打つような相手は、
ストレートにも強烈なサービスリターンを打てることが多いんです。
あたりまえと言えばあたりまえのことなんですけどね。
普段のダブルスで、クロスへのサービスリターンばかりで、
ストレートへのサービスリターンをすることがほとんどない、
という人に対してだったら、
このフォーメーションは効果があると考えてしまいがちです。
あなたの言う通り、
普通にクロスにリターンしてしまうと、
もちろんそこには前衛がいるわけだから、
餌食になってしまうわけです。
だから、慣れるまでは相手は戸惑うはずだと。
そして、戸惑って、こちらのポイントになるだろうって、
言うじゃな〜い。
でも、シングルスを普段やっている人だったら、
ストレートへのサービスリターンは、
別に、慣れていないわけでも、難しいわけでもないですからっ!残念!
オーストラリアンフォーメーション斬り!
すみません。
このギャグを知らない人は、こいつ何言ってんだって感じだと思います。
知ってる人も、さーっと引いちゃってるかも・・・。
失礼しました。
これ、ちょっとやってみたかったんです。
ごめんなさい。
ここからは、まじめにやります。
さて、気を取り直してと、・・・。
確かに、このフォーメーションでは、
クロスへの強烈なサービスリターンに悩むことは少なくなります。
でも、そのかわり、
ストレートへのリターンに苦しむことになるかもしれません。
ただし、サービスリターンで、
ショートクロスへのアングルショットのみを、
たった1つの武器にしているような相手だったら、
このフォーメーションでアングルを防御することによって、
相手の武器を無力化し、
サービスゲームを有利に展開することはできるでしょう。
また、
クロスのサービスリターンは強烈だが、
なぜか、ストレートのサービスリターンはそれほどでもない、
というような相手の場合も、
このフォーメーションは有効であるってことになります。
例えば、
ダブルスの試合において、いつも、
サービスリターンをほとんどクロスにしか打たないし、
しかも、シングルスを普段やってなくて、
ストレートへのサービスリターンに慣れていないので、
ストレートへのサービスリターンを強いられると、
とたんにミスが多くなるという人。
あるいは、ミスはしなくても、
クロスへのサービスリターンのように、
ストレートへのサービスリターンでは、
ポイントを強奪する、ってほどではないという人。
といった感じの相手などに効果が限定される戦略であり、
フォーメーションであるわけです。
ボクの場合は、並行陣なので、
もちろん、ファーストサーブでもセカンドサーブでも、
サーブアンドボレーをするのですが、
このフォーメーションだと、ノーマルに比べて、
ファーストボレーでカバーしなくちゃいけないエリアが広くなるんです。
ボクは、シングルスでも、頻繁に、
サーブアンドボレーをする方なんですけど、
シングルスの時と変わらない広さになっちゃうんですよ。
普通は、ダブルスの方が、守備範囲が狭くて、
サーブアンドボレーが楽なのに、
このフォーメーションだと、
シングルスと変わらない広さなんですね。
これは、やってみれば、すぐ実感できると思うんですけど、
ファーストボレーは大変です。
しかも、前衛はあまりネットにつめて立つことができないんです。
なぜなら、クロスロブに対応しなければならないからです。
ストレートロブに比べて、クロスロブは、
ベースラインまでの距離が長いですよね。
長方形の長辺と対角線を比べてみてください。
長方形は、テニスコートで、
長辺は、ストレートロブの軌道、
対角線は、クロスロブの軌道、
と考えてみてください。
長辺より対角線の方が長いですよね。
つまり、ストレートロブよりもクロスロブの方が、
その軌道が長くなるということです。
長いということは、
クロスロブで抜かれないようにと考えると、
ロブに対応できるベースラインまでの距離は同じですから、
当然オーストラリアンフォーメーションでは、
ネットからの距離が遠くなるということなんです。
つまり、ネットにベタ詰めできない。
ということは、ネットから離れて立つわけですから、
あまり攻撃的なボレーはできない、
ということなんです。
そして、さらに、
サーバーがサーブアンドボレーでネットに出る場合、
ノーマルフォーメーションに比べると、
オーストラリアンフォーメーションでは、
ファーストボレーを打つ場所が、
ネットから遠くなるんです。
ノーマルフォーメーションの時は、
サービスダッシュするサーバーの、
ベースラインからサービスラインまでの移動線は、
比較的まっすぐです。
それに比べて、
オーストラリアンフォーメーションの時の、
サービスダッシュするサーバーの、
ベースラインからサービスラインまでの移動線は、
どうしても斜めになります。
まっすぐよりも斜めに移動する方が、
距離が長くなりますよね。
つまり、オーストラリアンフォーメーションの方が、
サービスラインまでの距離が長いのです。
このように、並行陣をとった場合、
2人ともやや後ろの方で構えざるを得ない。
しかも、この状況で、ストレートにリターンアンドネットをされると、
あなたが言う通り、これはつらくなります。
なぜなら、クロスよりストレートの方が、距離が短いので、
ストレートにリターンされたボールは早く返ってくる上に、
リターンダッシュしてくる相手も、
ストレートにネットに出てくるので、
早くネットにつめることができるというわけです。
このように、オーストラリアンフォーメーションは、
使う相手が限定される上に、
いくつかの致命的な構造的欠陥を抱えているわけです。
どおりで、公式試合ではほとんど誰もやらないわけです。
ボク以外にやっているところは、
ほとんど見たことも聞いたことも無かったですからね。
受動的で消極的な守備的戦略にしか使えない、
保守的なコンセプトの陣形である、
オーストラリアンフォーメーション。
これをなんとか、
能動的で積極的な攻撃的戦略として使えないだろうか?
そう考えて、ボクが思いついたのが、
『逆ポーチ戦術』です。
つまり、オーストラリアンフォーメーションから、
ポーチに出るんです。
ノーマルフォーメーションからポーチに出るのとは逆になりますから、
『逆ポーチ』というわけです。
でも、これも、構造的欠陥を抱えています。
遠いんです。
相手のストレートリターンに届きにくいんです。
その上、サーバーのフォローも大変です。
クロスロブを打たれた時のことを考えてみてください。
何しろ逆を突かれてしまうのですからっ!残念!
またやってしまった・・・切腹!
・・・。
それならば、ちゃんとストレートリターンに届くように、
もっとコートの真ん中の方に寄って構えれば、
いいじゃないかってなります。
そうすると、本来守るべきクロスの方が少し空いてくる。
そちらに打たれた場合も、飛びつくことになる。
じゃあ、それならば、ストレートとクロスのどちらに打たれても、
どっちにも飛びつきやすいように、
ちょうどコートの真ん中に構えてしまったらいいじゃないかってなります。
もうやけくそですよ、こうなりゃあ!
これは、いわゆる、『ダブルポーチ戦術』です。
右に動いてもポーチ!
左に動いてもポーチ!
超攻撃的な戦術です。
見る人が見れば、もうこれはギャンブルに近い。
で、ポーチしやすくするためには、
サービスリターンの返球可能角度を狭くする必要がある。
そのためには、
サーブをセンターに入れることになる。
そうすると、前衛が、
コートの真ん中、つまり、センターストラップの真ん前、
に構えているので、サーブの邪魔になる。
そこで、前衛はネットより低くしゃがんで構えることになる。
そんなこんなで、こういう感じで、
生物学的に言う突然変異のような形で、
アイフォーメーションという、
能動的で積極的な超攻撃的戦略としての革新的なコンセプトの陣形が、
ある日突然アメリカで生まれたのだとボクは見ています。
つまり、最初に、
オーストラリアンフォーメーションの亜種として生まれたものが、
新しい種として独立して、
アイフォーメーションという新しい名前が付けられたのではないでしょうか。
スペースがなくなったので、
最後にもう1つ。
オーストラリアンフォーメーションというのは、
サービスダッシュせずに、
ベースラインにステイバックする雁行陣においては、
今回お話ししたこと以外にもいろいろな戦略があるんです。
これについては、あなたも考えてみてください。
ということで、今日のまとめです。
『 オーストラリアンフォーメーションは
受動的で消極的な戦略の保守的な陣形なので
これを効果的に使える相手は限定される 』
『 オーストラリアンフォーメーションで
能動的で積極的な戦略としては
逆ポーチ戦術がある 』
『 アイフォーメーションは
オーストラリアンフォーメーションの突然変異体で
能動的で積極的な戦略の革新的な陣形であり
その戦略の根幹をなすのがダブルポーチ戦術である 』
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