テニスで勝つ方法!
強者の技術+戦術+戦略+精神+肉体
第17号
2004.05.07
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テニスボーイドットネット
TENNIS-BOY.NET
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「でもね、この戦術をコーチングするとね、
ボクの担当する上級クラスのたいていの生徒さんはこう言うんだ。
『ファーストサービスで、
ただ入れるだけのセカンドサーブなんか打ったら、
ボコボコに打ち込まれてしまいますよ!』
ってね。」
「それで?」
「それで、ボクはいつもこう言うんだ。
『あなたの素晴らしくスピードのあるファーストサーブは、
4回に1回しか入りません。
ということは、4回のうち3回は、
セカンドサービスで勝負しているということになりますが、
いつもあなたは、そんな恐怖感を抱きながら、
セカンドサーブを打っているのですか?』
ってね。」
「それでそれで?」
「すると、
『セカンドサービスでセカンドサーブを打つのに、
そんな恐怖感なんて無いですよ。』
って答えるんだ、たいていの生徒さんは。」
「うん。」
「そこで、ボクはこう質問するんだ。
『あなたのボコボコに打ち込まれてしまうであろうセカンドサーブは、
ダブルフォルトのリスクを背負いながら、しかも、
相手も打ち込んでやろうとちょっと前につめてきていて、
目も慣れている状態の、
セカンドサービスと、
ダブルフォルトのリスクも無く、しかも、
相手は普通に構えていて、目も慣れていない状態の、
ファーストサービスとでは、
どちらの方が危険でしょうか?』
ってね。」
「うんうん。」
「そうすると、たいていの生徒さんはこう答える。
『そう言われてみると、確かに、
ファーストサービスでセカンドサーブを打つ方が、
危険が少ないですねえ。』
ってね。」
「確かにね。」
「そして、こういうことも言うんだ。
『自分のセカンドサーブがいかに危険な代物かってのに、
今言われて初めて気づいた。』
ってね。」
「なるほど。」
「それで、最後に、ボクはこう言う。
『そんなに危険なセカンドサーブだったら、
もっと練習して、
ボコボコに打ち込まれることがないように、
サーブを改良しなくてはいけませんよね。』
ってね。」
「ほんとにその通りよね。
そうそう、アタシもセカンドサーブを改良しなくっちゃ。
どうしたらいい? 教えてよ!」
「ただ入れるだけのセカンドサーブから、
戦術的な武器としてのセカンドサーブ、
戦略的な武器としてのセカンドサーブに、
改良すればいいんだよ。」
「理屈はわかった。
で、具体的にはどうすればいいの?」
「それは、また今度ということで。」
「え〜!今度〜!ケチ!」
「まあまあ、・・・
それで、2つ目の『バックオーライ』戦術だけど、
ダブルスでも同じように、
ファーストサーブを相手のバックハンドに入れる。
バスガイドさんのまねをしながら、
『バックオーライ!』ってな感じでよろしくね!」
「なんのこっちゃ。
もう〜!そういうのは、いいって!」
「それから、3つ目の『強く打っちゃヤーよ』戦術はね、・・・
(つづく)
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おはようございます! カムイ・レイジです。
このメルマガのバックナンバーが、前号までで21号分になりました。
バックナンバーであると同時に、
テニスボーイドットネットというウェブサイトの、
メインコンテンツにもなっています。
ですから、普段から頻繁に部分的な修正や追加をしてきました。
あとで読み返してみるたびに、
言葉の言い回しが適切でないことに気づいたり、
より効果的な表現方法を思いついたりしたからです。
といっても、メルマガ配信時とどこが違うのかは、
微妙な変化なのでわかりにくいとは思いますが・・・
そして、今回、新たに、
大事な所や強調したい所を赤文字に変えてみました。
ボクとしては、
今までのモノトーンだけの文章よりも、メリハリが利いて、
読みやすく、しかも、理解しやすくなったのではないかと思っています。
この機会に、もう一度見てみようと思われた方は、
こちらのバックナンバーの一覧表からご覧になってみてください。
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/index.html
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冒頭いきなり始まる会話ばっかりの小説だかなんだかわからない物語は、
連続ドラマ『たった30分の指導で3軍が1軍に勝利!?』です。
今回で既に17回目になりました。
これは、ボクが、3軍だったアキラに、
たった30分間指導しただけで、
1軍だったタクヤにシングルスで勝ってしまった、
という実話を基にしています。
なぜアキラは勝つことができたのか?
ボクはアキラに一体どういう指導をしたのか?
アキラに授けた3つの戦術とは?
試合後のファミレスで、
ボクがユミにその秘密を教えています。
もうすぐ最終回です。
第1回から読みたいという方は、
こちらのバックナンバーの一覧表からどうぞ。
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/index.html
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次に予定しているのも、実話を基にした物語です。
高校から硬式テニスを始めたものの、
シングルスでは県大会にも行けず、
なんとダブルスにいたってはその前の大会にも行けず、
『勝てない!弱い!尊敬されない!モテない!』状態だったボク。
ところが、大学の体育会テニス部に入ってからは、
『勝てた!強くなった!尊敬された!モテた!』状態になった!
1年もたたずに元インターハイ選手を何人も撃破!し、
最終的にはインカレ(全日本学生選手権出場)選手に!、
そして、ジャパン(全日本選手権出場選手)にも勝てるようになった!
え? そんな物語、面白くもないだろうから読みたくない?
まあ、そう言わずに、読んでみてください。
テニスをもっと楽しみたい方なら、
初心者から超上級者まで、
誰にでもおすすめです。
なお、創刊準備号を読んでいない方は、
ぜひ予告編として読んでみてください!
創刊準備1号『勝ちたい!強くなりたい!尊敬されたい!モテたい!』
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/full/p01.html
創刊準備2号『勝てない!弱い!尊敬されない!モテない!』
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/full/p02.html
創刊準備3号『勝てた!強くなった!尊敬された!モテた!』
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/full/p03.html
創刊準備4号『勝て!強くなれ!尊敬されろ!モテろ!』
→ http://tennis-boy.net/mailmaga/full/p04.html
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今回ご紹介する質問メールの内容は、よく議論の対象となる問題点です。
<質問>
こんにちは、僕は高2のテニス部です。
僕は最近3年生が引退してキャプテンになったばかりです。
今テニス部では今後の練習方針で、
短時間に集中してやるのか、
それとも長時間練習するべきかで意見が分かれてます。
今までは休みがほとんど無く土日も練習していて、
かといって特別強いわけでもなく、
テニス以外にも色々と時間が欲しいという事で
休みを沢山作ってくれというグループと、
今まで通りに休み無く毎日練習したいというグループに
分かれています。
キャプテンの僕としては多数決で決めるべきでしょうか?
それともキャプテンとしての僕の独断で決めていいのでしょうか?
なお顧問の先生はほったらかしで何も特別な事はしないし、
それは逆に自由でいいんですけど
みんなで自由に決めていいと言ってます。
カムイ・レイジさんはどう思いますか?
アドバイスよろしくお願いします!!
<回答>
まず、論点1。
短時間に集中して練習するべきか?
それとも、だらだらしても長時間練習するべきか?
さあ、あなたの答は?
ボクの答を言います。
はい!両方とも不正解です。
答は、長時間集中して練習する、です。
え〜!ずるい〜!
それができないから、
そもそも問題になってるんじゃないの〜!(怒)
まあまあ、落ちついて。
子供の頃を思い出してみてください。
あなたが、好きな遊びに夢中になっていた時、
時間が立つのは早かったですか?遅かったですか?
そうです。早かったですよね。
あっという間に過ぎてしまいました。
何しろ好きな事をやっていたんですから!
今でもそうではないですか?
好きな事をやっている時は、
いつも時間が足りないですよね。
ボクなんか大人になってもテレビゲームに熱中して、
3日3晩かかりっきりなんてこともよくあります。
遊びに夢中になっている子供に対して、あなたは、
「短時間に集中して遊びなさい!」って言いますか?
テレビゲームにのめり込んでいる旦那に向かって、あなたは、
「短時間に集中してやったら?」って言いますか?
言いませんよね。
だって、遊んでるんですから。
そもそも、遊んでるんですから、
集中してても、してなくても、どっちだっていいわけです。
集中して遊ぼうが、だらだら遊ぼうが、
カラスの勝手でしょ!ってわけです。
まあ、宿題してなかったり、嫁さんほったらかしだったら、
「こらっ!遊ぶな!」ってなりますけどね・・・
でも、夢中になっていたり、のめり込んでいたりだと、
集中して長時間やってしまいますよね。
そうです。できるんです。
集中して長時間。
テニスも一緒です。
テニス好きですよね?
夢中になったり、のめり込んだりしますよね?
えっ?テニスは遊びじゃない?
何を言ってるんですか!
テニスは遊びです!
えっ?
テニスは決闘だとか殺し合いだとか物騒な事ばかり言ってたくせに、
何を今さら遊びだなんて!
だいたい遊びだなんて不謹慎だろ!
真剣にやってるのか!お前は!(怒)
って?
まあまあ、落ちついて。
たしかに、ボクが言っていたように、
スポーツの試合の本質は、殺し合いや戦争のシミュレーションです。
テニスの試合の本質は、
1対1、もしくは2対2の決闘です。
でも、スポーツの原点は、遊びなんですよ。
球技の原点はボール遊びです。
サッカーも野球もバレーもバスケットもテニスも、
ボール遊びが原点です。
楽しくて夢中になってのめり込んでしまう遊びです。
人類が生み出した高度で洗練された遊びなんです。
やるのも見るのも楽しい遊びなんです。
本当に楽しい遊びだからこそ真剣にやったりもするんですよ。
あくまで、原点が、ですよ。
もう、ご理解いただけましたよね。
テニスの練習も、
心底楽しめて、夢中になって、のめり込むようなものであれば、
長時間集中してプレーすることができるわけなんです。
今までほとんど休みなく練習していたのに、
特別強くはなれなかったのは、
長時間やったのが悪いのではなく、
練習内容そのものに問題があったんじゃないかと思います。
それに、そもそも、もし、あなたが、
普通じゃないくらいに、
うまくなりたい!強くなりたい!って思っているならば、
普通に短時間で集中して練習していても、
それは無理です。
他人の2倍は集中して、
他人の3倍は頭使って、
他人の4倍は体使って練習しなければ!
ボクみたいに高校からやっと硬式始めて、
しかも県大会にも行けなかった弱々のテニスプレイヤーが、
大学でインカレに行きたいと思ったら、
幼い頃からテニスをやっていて、しかも、
当然のようにインカレに行くような奴らを、
蹴散らしていくことができなければ、
全国には到底行けないわけです。
奴らは大学でもそれこそ死ぬ気でやってるわけですよ。
プライドが高いし自信もたっぷりある。
ラケットはお箸のように扱うし、
身体能力はすごく高いし、
ジュニアの頃から最高の練習環境で育っていて、
実戦経験も豊富。
しかも、大学でも最高のテニス環境だし、
体育会テニス部としての歴史と伝統もある。
だって、大概が有名私立大学とか体育大学。
あるいは、スポーツに力を入れている新興の私立大学。
こっちは最悪のテニス環境を経て、
技術だって素人に毛が生えたようなもの。
大学も最悪に近い練習環境。
それで、勝ちたい!強くなりたい!と思ったら、
奴ら以上に、いや、その3倍も4倍も無理して頑張らなければなりません。
もしかして、気が重くなってきましたか?
そうだとしても、そんなに深刻に考えなくてもいいですよ。
なぜなら、ボクが無理して頑張れたのは、
毎日楽しく練習できたからです。
他のことをやるよりも楽しいからです。
楽しいから、夢中になれて、のめり込めたんです。
それは、楽しく練習できるように工夫したから、でもあるんです。
楽しく練習できる方法を考えたから、でもあるんです。
それでは結論です。
練習方針としては、長時間集中してやる、です。
そして、長時間集中するためには、
心底楽しめて、夢中になれて、のめり込めるような、
そんな練習方法を考える。
好きな遊びを楽しむってどんな風にだったっけ?
と思い出してみて、それをヒントにしてみてください。
その具体的な手法はいろいろあります。
そういったことも、これからお話ししていきます。
では、論点2。
多数決で決めるべきか?
それとも、キャプテンの独断で決めるべきか?
さあ、あなたの答は?
と、今回はここまでです。
つづきは次回です。
ということで、今日の分をまとめておきましょう。
『 強くなるためには
長時間集中して練習する
そのためには
心底楽しめて夢中になれるような
練習方法を考えよう 』
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