テニスで勝つ方法!
強者の技術+戦術+戦略+精神+肉体
第6号
2004.02.20
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テニスボーイドットネット
TENNIS-BOY.NET
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「で、アキラに教えた3つの戦術ってのは、
具体的にどんなことなの?」
「それはね、
『普通一番だろ』戦術と、
『バックオーライ』戦術と、
『強く打っちゃヤーよ』戦術。」
「・・・。」
「ん?」
「ちょっとふざけないでよ! まじめに聞いてんだから!」
「ふざけてないよ、ボクはまじめだよ。
戦術の名前はね、ちょっと変わってるかもしれないけど、
この3つの戦術は、テニスで勝つための基本中の基本といえる戦術。」
「あっそう・・・。」
「まあ上級者なら誰でも知ってるような初歩的戦術かな。
上級者じゃなくても、無意識にやってるヤツはいっぱいいるし。」
「それで、最初の戦術が何だっけ・・・、
1つずつわかりやすいように説明してよ。」
「はいよ。
その前に、テニスの試合で勝つための最も重要な技術って何かわかる?」
「うーん。フォアのストロークかなあ? バックのスライスかなあ?
それか・・・ネットプレー!」
「まあいろんな考え方があるんだけど、
ボクは、テニスの試合で勝つための最も大事な技術は、
サービスだと考えてるんだ。」
「まあねえ、サーブが強かったら有利は有利よね。」
「そう。それでね、テニスは相対的なスポーツで、
相手とのいろんなバランスで成り立っているんだけど、
サーブだけは絶対的な技術なんだ。」
「よくわかんない。」
「つまり、テニスというのは、
相手の球をいかに返すかというスポーツなんだけど、
唯一、サーブだけは、自分だけでどうにでもなるんだな、これが。」
「あたりまえじゃん、サーブは最初の1球だもん。」
「そうなんだけど、
誰もそれに気づいてないかのように見えるんだよね。
だってね、相手がロディックだろうと、ヒューイットだろうと、
そんなの全然関係なしにこっちの思い通りに何でもできるんだぜ。
それってすごいことだろ。」
「なにがすごいのかよくわかんない。
当たり前のことをそんなに大げさに言われても。」
「それだよ、それ。
で、ユミのように、みんなはそのすごさがわかってないから、
サーブの練習が少なすぎるんだよ。
ストロークやって、ボレーやって、最後にちょろっとサーブして、
さあ、試合って感じだろ。」
「プロでもそうじゃん。」
「スクールでも、最後の10分ぐらいに、みんなで、ぱこぱこ打って、
はい、今日のレッスンはこれでおしまい、って感じだろ。」
「別にいいんじゃない、スクールは。
まだ勝つとかそんなレベルじゃないから。」
「それで、テニスの試合で勝つための2番目に大事な技術って何だと思う?」
「それはね、・・・サ−ビスリターンでしょ。」
「えっ・・・、よくわかったね。何で?」
「誰でもわかるって・・・、話の流れから・・・。
で、何で?理由は?サーブの次だから?」
「そう、そのとおり。
テニスの試合の流れの大半は、
この2つで決まると言っても過言ではないんだ。
だからね、練習時間の半分ぐらいは、
サービスとサービスリターンをやるべきなんだよ!」
「でも、ほとんどの人が、その練習をないがしろにしてるってわけね。
で、さっきの戦術の話はどうなったのよ。」
「そうそう、それで、3つの戦術の内2つが、
サービスの戦術なんだってことが言いたかったわけなんだ。」
「なるほどね、サービスが大事だってことをいうのに、
ここまで話してきたわけね。・・・話長っ!
それで、『普通1番だろ』戦術の説明は!」
「それはね、・・・」
(つづく)
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今回も、質問メールがいくつか届きましたので、
その中の1つに回答します。
<質問>
僕はボレーが得意なのですが、
ストロークが苦手なため、
ネットに付く前にミスしてしまいます。
どのようにしたら
シングルスで前に詰められるでしょうか?
<回答>
ストロークの苦手な人が、
シングルスでミスせずにネットにつめる方法。
戦略としていろいろあります。
そして、それぞれの戦略にも、いろんな戦術があります。
その戦術を構成するいろんな技術があります。
単純に考えれば、戦略としては、
サーブアンドボレーがあります。
サーブアンドボレーであれば、
ストロークをすることなくネットにつめることができます。
そしてリターンダッシュ。
サービスリターンを打ってそのままネットにつめる方法。
サービスリターンはストロークの一種とはいえ、
特別固有の技術だと考えれば、
これもストロークすることなしにネットにつめる方法の1つでしょう。
サーブアンドボレーの戦略ですが、
これをきちんと解説すると、シングルスだけでも、
たぶん少なくとも5号分ぐらいの文量になってしまうので、
ここでは、簡単に重要なことをお教えします。
まず、サーブは、スピードはあまり必要がなく、
それよりも、狙ったコースに深く入れることが大事です。
そして、滞空時間が長ければ長いほど有利になるということです。
なぜなら、その間に、よりネットに近くつめられるからです。
そういった戦略から、サーブの技術としては、
滞空時間が長く、高くはずんで球が伸びるスピンサーブが、
多く使われます。
その次に、これも滞空時間が長く、
低く滑って伸びるスライスサーブが多いです。
戦術についてはまた別の機会に。
それから、リターンダッシュの戦略。
サービスリターンを、
ライジングのスライス(アンダースピン)で、
止まらずに打ちながらネットにつめます。
ストロークが苦手という人でも、ボレーが得意ならば、
スライス(アンダースピン)のリターンはまあまあ打てると思います。
なぜなら、スライスを打つ技術は、
ボレーを打つ技術と似ているからです。
ですから、フォアもバックも、
ライジングのスライスの技術をマスターしてください。
この技術はサービスリターンだけでなく、
ストローク戦の途中でネットに出るための、
アプローチショットの技術と同じですから、
もちろん普通のアプローチショットとしても使えます。
そして、このリターンアプローチも、スピードはあまり必要ではなく、
それよりも、狙ったコースにベースライン深く入れることが大事です。
スピードは遅めの方が、滞空時間が長くなって有利です。
なぜなら、これも、その間に、よりネットに近くつめられるからです。
そして、できれば、
低くはずんで滑るように伸びる球を打つようにしましょう。
なぜなら、低くはずむ球を打ち返すのは、打点が低くなるので、
角度のついたパッシングショットを打ちにくくなるからなんです。
しかも、滑るように伸びる球は、トップスピンで打ちにくいんです。
これも、戦術についてはまた別の機会にお話しします。
このように、ネットにつめる戦略、ネットアプローチ戦略として、
ネットにつめた時に、有利なポジショニングを確保するのに、
どうすればいいか、ということに関して説明しました。
つまり、とにかく無理矢理ネットにつめて、
ネット際の有利なポジションを確保してから、
相手にプレッシャーをかけるという戦略です。
でも、現在のトッププロは、サーブアンドボレーにしても、
リターンダッシュやストローク戦からのネットダッシュにおいても、
ポジショニングを最優先させた戦略は、
ほとんどと言っていいほど使っていません。
ポジショニングを重要視していないということです。
それよりも、最近のネットアプローチ戦略の主流は、
強いサービスや、
しっかりしたベースラインからのストロークの技術を基にして、
相手のバランスを崩した上で、
とどめを刺すためにネットにつめる、というものになっています。
男子でも女子でもです。
でも、あなたが、ストロークが苦手なのであれば、
しっかりとベースラインから組み立てていくような、
トレンド戦略は使えません。
そこで、ボクが、
そんなあなたにピッタリの戦術を授けましょう。
はっきり言って奇策です。
でも、試してみてください。
あなたはストロークが苦手なので、
ストローク合戦になったら、
最も安全な中ロブを相手に返すようにしてください。
そうすれば、相手も同じように中ロブを返してくるでしょう。
何球かそうやって打ち合っている間、
相手の浅い球を中ロブで返した時に、
相手がまた同じように中ロブを返してくると確信が持てたなら、
相手の意表をついて、するすると前に出ます。
打ってすぐ出るんじゃないですよ!
しかも、相手の浅い球を打った時のみですよ!
できれば、あなたの球が深い所に行くなど、
相手にとってあまり楽ではない所に行った時がいいです。
そうして、予想通り中ロブが返ってきます。
それをボレーで、相手のオープンコートかバックハンド側に打って、
ネットにつめます。
あわてなくていいです。
ここで焦っていきなり決めにいかないこと。
このボレーはあくまでもアプローチボレーです。
ネットにつめるためのショットです。
そして、勝負を次以降のネットプレーにかけます。
これをボクは、『中ロブアプローチ戦術』と呼んでいます。
まず、戦術練習をしっかりやってください。
そして、ある程度感覚がつかめたら、
練習試合で試してみましょう。
練習試合でもうまくいくようなら、
本番の試合でも自信を持って使えるはずです。
では、今日のまとめです。
『 ストロークが苦手でも
ミスせずにネットにつきたいなら
中ロブアプローチ戦術! 』
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