テニスで勝つ方法!
強者の技術+戦術+戦略+精神+肉体
第5号
2004.02.13
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テニスボーイドットネット
TENNIS-BOY.NET
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ボクとアキラとユミは、
近くのファミレスで晩メシを食うことになった。
もちろん、ボクの分はアキラのおごりだ。
「やったー、アタシのもおごりだー」
「あほっ! オマエは自分で払え!」
「ちぇっ! ケチ!」
「で、さっき言ってた、せんじゅつって何?」
席に着くなりユミが待ちきれないとばかりにアキラに聞いてきた。
「オレはレイジの言う通りにやっただけで、
意味はよくわかんないから、レイジ、説明してくれよ。」
アキラがこっちを見る。
ボクはアキラの目を見ながら黙ってうなずく。
「あのね、戦術というのは、
読んで字のごとく、戦うための術、ということ。」
「ああなるほどね!
あの葉っぱを頭にのせて呪文を唱えるヤツね!」
「そうそう、忍法葉隠れの術!・・・
・・・っておい! それは忍術! ボクが言ってんのは戦術!」
「ごめんごめん!・・・ あっわかった!
あの柔道の元となった日本古来の武術で、
ブラジルにも残ってたヤツね!」
「そうそう、マウントポジションからの腕ひしぎ逆十字!・・・
・・・っておい! それは柔術! ボクが言ってんのは戦術!」
「ごめんごめん!
それで、戦うための術ってどういうこと?」
「あのなあ・・・
ではまず、戦術の一般的意味から勉強しよう。」
と、ボクはシステム手帳を取り出す。
「戦術とは、英語では、タクティクス、tactics。
そして、辞書では、
『個々の具体的な戦闘における戦闘力の使用法』
となってる。」
「あっそう。で、テニスではどういう意味になるの?」
「ボクは、テニスにおける戦術とは、
1ポイントをとるための戦い方、
と定義してるんだ。」
「なるほどね。」
「そして、戦術とは、
『普通、長期・広範の展望をもつ戦略の下位に属する』もの、
となってる。」
「えっ、何? その、せんりゃくって?」
「戦略ってのは、英語では、ストラテジィ、strategy。
そして、これも同じく辞書では、
『長期的・全体的展望に立った闘争の準備・計画・運用の方法』
となってる。」
「ふーん、で、それも同じく、テニスではどういう意味?」
「ボクは、テニスにおける戦略とは、
1ゲームをとるための戦い方、あるいは、
1セットをとるための戦い方、
またあるいは、単に、その試合に勝つための考え方、
と定義してるんだ。」
「あーそう。 うーん、わかったような、わからないような。」
「それで、戦略とは、これも同じく辞書では、
『戦略の具体的遂行である戦術とは区別される』もの、
となってる。」
「なるほどね。よくわかんないけど、まあいいや。
で、アキラに教えた3つの戦術ってのは、
具体的にどんなことなの?」
「それはね、・・・」
(つづく)
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おはようございます! カムイ・レイジです。
こんな感想メールをいただきました。
<感想>
私は今中学でテニス部にはいっています!
なので、こうやって物語にしてあると
今どう言う状況にあるのか、
どういうプレイをしなければいけないのか・・
ということがわかります!
私もまだまだちゃんとした自慢できるプレイになってないので
これをみるとためになります☆
カムイ・レイジさんは
中学校の時からテニスはやっていたんですか??
<回答>
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今回も、質問メールがいくつか届きましたので、
その中の1つに回答します。
部分的に抜粋させていただきました。ご了承ください。
前回はアメリカからでしたが、今回もアメリカで、ハワイからです。
<質問>
僕はテニス歴は長いですが、
本格的に習ったことはないので(中学、高校はバレー部でした)、
大分我流です。
僕の一番の問題点は、
丁寧にやりすぎて(ミスをするのを恐れて)、
あんまりのびのびとプレーできない点です。
よく言えば、ミスの少ないプレー。
悪く言えば、こじんまりとしたプレーと言った感じです。
自分なりに、
「自分はマイケルチャンみたいに、
あんまりすごいショットはないけれど、
拾って拾って拾いまくって、
相手のミスを待つ選手だ(失礼、マイケルチャン)」とか、
言い聞かせていたのですが、
やっぱり言い訳ですよね。
最近は、練習中は強打とか大分できるようになったのですが、
やっぱり試合になると、怖くて強打できません。
結果、フラストレーションもたまって、
ミスが少ないだけがとりえなのに、ミスが増えたりと。
メンタル面が弱いのかな?
<回答>
ご安心ください。
メンタル面が弱いというわけではありません。
ミスをするのを恐れて、あんまりのびのびとプレーできない、とか、
試合になると、怖くて強打できない、というのは、
とてもいいことです。
え?と今耳を疑いましたか?
確かに、普通はいいこととは思えないでしょう。
でも、ここは、プラス思考、前向きな考えでいきましょう。
なぜとてもいいことなのかというと、
ミスを恐れて強打できないということは、
勝負にこだわっている証拠だからです。
勝負にこだわる人は、ボクの経験上、
近い将来、うまくなったり、強くなったりする可能性が高いのです。
また、自分のミスを少なくして、相手のミスを待つ、ということは、
テニスの最も重要な守備的戦略の1つです。
信じられない人もいるでしょうが、
この戦略は、マイケルチャンに限らず、どんなトッププロでも使います。
どんなにレベルの高い試合でも、
その時の状況によっては必ず必要となる戦略です。
ですから、これはこれでレベルアップさせていってください。
ただし、あなたの言う通り、
守備的戦略だけでは、フラストレーションがたまります。
テニスは一見華やかで上品なスポーツに見えますが、
本質は1対1、もしくは2対2の決闘です。
直接的な肉体への接触が無い格闘技と言っていいでしょう。
ボールとラケットを介した精神的な殴り合いです。
それで、守備的戦略だけというのは、例えば、
相手に殴られたら相手のポイント、
相手に殴られるのをかわしたりブロックしたら自分のポイント、
といったボクシングの試合のようなものです。
こんな試合では、たとえポイント差で勝ったとしても、
フラストレーションがたまるのは当たり前のことです。
では、どうすればいいのでしょうか?
それは、もちろん攻撃することです。
攻めるべき時に攻めるのです。
攻めることは精神的にも重要です。
攻めると、自分の心の中の闘争本能にますます火がつきます。
火に注がれる油のようなものです。
闘魂が活性化すると言った感じです。
勝利へのモチベーションも上がります。
なぜなら、攻撃とは積極的で能動的な行動だからです。
積極的で能動的な行動は、さらにその人をやる気にさせます。
勝ちたいと思う気持ちが強くなります。
集中力も高まります。
なぜなら、攻めるべき時に攻め、守るべき時に守れば、
メリハリが利くからです。
メリハリが利くということは、単調ではないということです。
単調ではないということは、
集中力が切れてミスが増えることが、少なくなるということです。
ただし、攻めるべき時にのみ攻めるんですよ!
守るべき時や、つなぐべき時に、攻めてはいけません。
じゃあ、どんな時が攻めるべき時で、
どんな時が守るべき時や、つなぐべき時なのか?
話がそれてしまったので、それはまた別の機会にしましょう。
そして、攻撃する方法の1つとして誰もが思い浮かぶのは、
強打することでしょう。
でも、強打するとミスしてしまう。
ミスが怖いから強打できない。
だから、結局攻撃できない。
だったら、強打してもミスの少ない方法をとればいいんです。
強打してもミスの少ない技術。
そうです、それは、トップスピンで強打する方法ですね。
思いっきり強打するのですが、
トップスピンを強くかけるために、強くラケットを振る。
ボールのスピードは無くていいんです。
山なりの球を打ちます。
ネットを高く越すのだけど、
トップスピンがかかっているから、サービスライン付近でバウンドする。
つまり、ネットする確率もアウトする確率も低い。
少々球が浅くなっても、
トップスピンがかかっているから、高くはずんで伸びる。
つまり、相手にとってのチャンスボールになりにくい。
強く打つことで、攻撃的になり、
攻撃的になるから、精神的にも大きなメリットがあるということは、
さっきお話しした通りです。
このように、練習で、強打してもミスしないという自信をつけてください。
そうして、試合でも、強打してみます。
最初は、恐る恐る強打することになるんでしょうけど、
あまりミスしないという経験を積み重ねていければ、
試合でも自信を持って強打することが出来るようになります。
さらに、技術的には、
スピンの量を少なくしてフラット気味に速い球を打ってみたり、
スピンの量を多くしてショートクロスに打ってみたりと、
状況に応じていろいろな球を打てるようになってください。
まずは、フォアハンドのトップスピンに磨きをかけましょう。
今回はシングルスをイメージしてアドバイスさせていただきました。
ダブルスだとまたいろいろ違う面があります。
長くなってしまいましたけど、最後にもう1つだけ。
あなたは、バレー部出身ですから、もちろん、
バレーのサーブとかスパイクとかの縦振りは得意だったはずです。
ですから、テニスでも、縦振りであるサーブとスマッシュも、
強打できる武器にすることが出来ると思います。
それでは、最後に、まとめます。
『 テニスの最も重要な守備的戦略の1つは
自分のミスを少なくして
相手のミスを待つこと 』
『 フォアハンドのトップスピンに磨きをかけて
強打して攻撃しよう! 』
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